野村監督のヤクルト当時の人気

野村監督

プロ野球の野村監督といえば、阪神、楽天の監督としても活躍されましたが、30代以上の方にはやはり、ヤクルト時代の印象が強いのではないでしょうか。

当時の人気はすさまじいもので、キャンプ地にはたくさんのファンが駆けつけました。連日報道陣による監督の取材が行われ、監督のぼやきはテレビで紹介され、人気コーナーになりました。

後に選手兼監督に就任された古田敦也捕手を中心に進めたID野球は、その後のプロ野球におけるスタンダードになり、1992年にはリーグ優勝、1993年には昨年日本シリーズで敗れた西武に雪辱を果たし、15年ぶりの日本一に輝きました。

投手では西村、岡林の二本柱にベテランの伊東と新人の伊藤の活躍で投手王国を築き、打者ではブンブン丸の異名を持つ池山、打点王の広沢、最強助っ人のハウエルといった強力打線を作り出しました。

また、荒木大輔の1541日ぶりの復活登板はヤクルトファンならずとも感動されられるものでした。