野村監督がヤクルトの監督時代に残した野球の遺産

ヤクルト

1990年代にヤクルトを4度リーグ優勝に導いた野村克也氏は、ヤクルトの球団史を振り返る上でも貴重な人物です。彼は1980年代後半にBクラスに低迷していたチームを改革し、常勝軍団を作り上げました。守りの要であるキャッチャーには古田を起用し、配球面などをみっちりと教え込みました。

また、「シンキングベースボール」を推進し、選手に考える野球も教え込んだのです。打者にはピッチャーの配球を読むことの大切さを教え、確率の高い野球をすればおのずと勝ちはついてくるものだということを教育しました。

野村監督を慕う選手は非常に多く、彼の野球理論でその後の野球人生が変わったという選手も沢山います。2015年にヤクルトは14年ぶりにリーグ優勝しましたが、真中監督、高津ピッチングコーチは現役時代に野村監督のもとでプレーした選手でした。

指導者になってチームを優勝に導きましたが、これも野村監督がチームに残した遺産の一つであると言えます。